もはや毎年のことだが、年が明けてからこの記事を書いている。人生に余裕がない。従って写真もない。

コクヨ はさみ HASA-001

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BFDXC65J/

真面目に作った高級ハサミということでとりあえず買ってみた。その辺の事務用のハサミが子供のおもちゃに思える切れ味で素晴らしい。フッ素加工してあるわけでもないのにテープがくっつくこともない。とてもよいものなのに2000円以下というのもすごい。

ただ一方でグリップは堅くて厚みがありイマイチ。長時間作業するのはしんどい気がする。たまに使うハサミがこれだとテンションが上がってよい。

PLANTRONICS Poly Voyager 5200

https://www.amazon.co.jp/dp/B079DDRSNM/

片耳Bluetoothヘッドセット。BTヘッドセットは好きではないのだが、これは出来がとてもよいので推せる。似たような見た目の中華コピー品が山ほどあるのだが、たぶんこれがその震源地。

まず接続性がよい。2台同時接続可能なので、スマホとPCを両方登録しておけば電源を入れたときにそれぞれ即接続される。安定性も◎。PCは仕事(Teams会議)に、スマホは電話に使っている。

そしてマイクの性能もよい。オフィスで使っているときにも後ろの人の声が入らない模様なので、実使用にあわせたノイズキャンセリングがちゃんと作り込まれているようだ。このへんはさすがPLANTRONICS。

なにより小さくて軽い。自宅でのテレワークは以前からずっと変わっていない有線ヘッドホン+有線マイクなのだが、それ以外の状況ではこれを使っている。出社時や出張時はたいていこれ。この大きさなので、持ちだすかどうかで迷わずにすむ。

最大の欠点は充電がmicro USBなこと。モデルチェンジしてこれというのは正直信じがたい。

バッテリのもちは4-5時間(起動時に流れる音声による)らしいので、1日がっつり会議で埋まっていると持たない。私の場合は外出・出張時に使っているので、そういうときに1日会議漬けということはなく(会議を欠席しまくって出張や外出の時間を捻出しているという話もあるが)問題にはなっていない。

VESSEL 電ドラボールプラス

https://www.amazon.co.jp/dp/B09V218NSD/

小型の電動ドライバー。大型のものはボッシュの18Vインパクトドライバーを持っているのだが、出してくるのも面倒で出番がほとんどない。

一方でこれは普通のドライバーと同じサイズなのですぐに取り出せるところに常備しておける。もちろんすごいトルクが出るわけではないので家具を組み立てられるかというと厳しいと思う。

これが便利なのは日常のちょっとした作業を手動でなく電動でできるようにするというところで、たとえばPCのHDDを交換するときにネジを高速で外せるようになる。外す方はあまり心配せずガンガン回せるが、締める方は多少心配なので6割方電動で締めて、その後は手動で締めている。この形なのでそういった操作もしやすい。手動で使うときは多少遊びがあるので、そのせいで普通のドライバーに比べると手に伝わってくる感触はよくない。良くも悪くも手動と電動の間にあるような製品だと思う。

充電ポートも誰かさんと違ってType-Cなのでグッドなのだが、Power Deliveryに対応したチャージャーにつなぐと充電されない。Type-Aの5V 2Aなりなんなりのポートから充電しないとだめで実にしょうもない。こういう製品たまにあるけどなんなんだろうな。PD喋れるチップを載せたくないけどType-C対応にはしたいということなんだろうが、はぁ。

貝印 関孫六 10000CL 牛刀210mm

https://www.amazon.co.jp/dp/B005CY9P5K/

これについては以前書いたが、とにかくよくわからんくらい切れる包丁が8000円台だったので推すしかない。

これとUX10を買ってから半年以上経つが、今でもこの2本をずっと使っている。それぞれ違う感触がありどちらもとてもよく切れる。2週間に1回くらい軽く研いでいて、感触はすばらしい状態をキープしている。

ただ今みると210mm牛刀は品切れだし、他のもずいぶん値段が上がっているし、なにか値段あるいはラインナップの見直しがあるのかもしれない。15000円でも十分納得できる性能だとは思うが、人に勧めづらくなる感は否めないな。

ダイワ産業 まな板

https://www.amazon.co.jp/dp/B004R96JFA/

普通のまな板。木なので包丁が傷みづらく、ニンジンなどの着色も気にならない。そして謎の技術で食洗機にも対応している完全無欠のまな板。

食洗機の中で端のほうに置いて乾燥すると若干反ることがあるが、微妙に反る程度ですむので凸を上に置けば問題なく使えるし、外に出しておけばすぐまっすぐになる。偉い。

木なのでだんだん表面が荒れてくるのは避けられないが、ヘビーに使って半年くらいでは全然問題ないし、安いので荒れてきたら捨てればいいかなという割り切りもできる。

TAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD(Model A062)

https://www.yodobashi.com/product/100000001007414034/

タムロンのEマウントレンズ。

とにかく軽くて20-40/2.8というスペックが全て。荷物をとにかく軽くしたいおでかけは迷わずこれ。スナップに必要な画角がF2.8の明るさで全て入って365gという軽さというのが全て。

細かいことを言うといろいろあるが、特定の状況においてはこれ以上のレンズは存在しないと思う。(損壊した金銭感覚において)安くて小さいので、とりあえず買っておいて防湿庫の隅に置いておくときっと役に立つ日が来る。まあ発売直後に在庫切れになって以来入荷待ちが続いているようなのであるが……。私はスペックを見て発売直後に注文して大勝利です。

Godox V350S

V1, V350, TT350に加えて実はTT685かなんかも持っているので、計4台持っている。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07R45N1P7/

リンクは日本のAmazonにしたが、AliExpressで140ドルくらいで購入した記憶がある。円安を脱しつつあるし、また輸入した方が安いかもしれない。

Godoxのストロボの小型モデル(GN=35)の、リチウムイオン電池モデル。以前は持ち運び用に単三電池x2本モデルのTT350を使っていたのだが、チャージは遅いしバッテリはすぐなくなるし、リチウムイオンのV1を使うことが多かった。そこでV350にしてみた次第。結果としてはチャージ速度やバッテリの持ちは大きく改善し、光量がGN35で十分なケースなら、これで十分ということになった。つまり普通の家の中で撮影するときなど。

反対に光量がほしいときはV1を使っている。結婚式場とか、HSSを使うときとか、集合写真みたいに大光量で連写するときとか。

スペックだけ比較して、チャージ時間がフル発光で1.7秒と2.2秒なのでそこまで差はないみたいなことを書いてるとんちんかんなサイトもあるが、実際に使い比べれば若干使ったあとの単三電池のチャージ時間が2.2秒で済むわけがないこともわかるし、発光回数が210対500で大きく異なることも(使用環境によっては)クリティカルに効いてくるだろう。

単三電池はどこでも調達できるから安心論もあるが、そういうことを言っていた製品は歴史上全て駆逐されてきたしカメラ自体がそうなんだから今更何をという感じである。交換用のバッテリは純正だとけっこう高いのでちょっと、、という気持ちにはなるが。

ちなみに同梱の充電器はAC100Vからバッテリを充電するので不便である。Type-Cで充電できるやつを買うとよいのだが、これもそこそこ値段がする上、電ドラボールと同じでPD非対応である。買うべきかというと、うーーん。

あとは電源スイッチが右側にあるうえ長押しでONだったり操作性はかなりひどい。

そんなわけで、端的に言うと帰省のお供には最も勧められるフラッシュです。

ちなみにV1Sのシュー付近の部品が割れるという痛ましい事故があったのだが、これは交換用の部品を買ってとりかえたら一瞬で直った。

V350も同様の部品があるっぽいので(金属製になっているのかは知らんが)簡単に直せそう。サードパーティの安い製品としては重要なポイントだと思う。

カスティージョデカネナ ファミリーレゼルブ ピクアル

カスティージョカネナ(左から2番目)を含む4本のオリーブオイルの瓶

https://olivemercato.ocnk.net/product/123

YouTubeの某チャンネルを見て購入したオリーブオイル。マジでうまい。これしか勝たん。

最初にフライパンに入れて長時間加熱するときは安いやつを使って、仕上げはこれ。これだけでパスタは簡単に勝てる。

番外編 Sigmaのサポート

Sigmaの24-70/2.8 DG DNを使い倒している。それはもうフードが傷だらけになるような使い方を何年もしているのだが、ホコリを吸い込んでしまって微妙に困っていた。

レンズの内側にホコリが多数入っている様子

普段はこれでも特に問題はないのだが、風景を撮る(絞って空のようなフラットなものを撮って明瞭度を上げるような現像をする)とホコリが写り込むこともあり、サポートに連絡して点検と清掃を依頼してみた。保証が切れているので多少は修理代金はがかかることを覚悟していたがなぜか(同様の指摘が多いという話は見かけますね?)無料となり、きれいになって帰ってきた。感謝である。

2-3週間かかるのはつらいが、何年かに1回出してみるのがよさそう。次回以降も無料になるのかは知らんが、使い倒しているレンズならそれくらいのメンテナンスコストは払った方がよいように思う。


以上、2022年でした。