完全に味を占めた、平日に休みを取って日帰りで出かけるシリーズ。11月頭に平泉に行ってきた。

岩手に行ったことがないので良さそうな場所を探していたら、歴史で習った中尊寺が出てきたので平泉に行こうとなった。また現地の紅葉が11月頭に見頃ということだったので時期的にもベストだったといえる。

中尊寺に最寄りの新幹線駅は一ノ関。軽井沢と異なり長距離で新幹線代もバカにならないので、行きは普通席、帰りをグリーン車にした。これくらいが身の丈というやつだ。ちなみにJRの在来線で平泉という駅があり、そこから中尊寺までは歩くことができそうなのだが、東北本線は1時間に1本しかない(なんと一ノ関に停まる新幹線と同じ頻度である)。時間の限られた旅では使いようがない。

今回はちゃんとタイムズで車を借りて、蕎麦屋で腹ごしらえをしてから厳美渓へ。古くからの景勝地らしく、美しい渓流に紅葉が彩りを添えていた。川沿いの遊歩道や橋では構図が限られるので、ドローンを飛ばしたくなる。

厳美渓を後にして、日が沈む前に中尊寺へ急ぐ。着いてみると実に紅葉が見事で、ほとんど寺全体が色づいていた。

金色堂などを見学。修学旅行のような生徒の一団もみられた。

紅葉のライトアップが始まったので、良い場所がないか物色。ライトアップのメインとおぼしき池の周りに同好の士が三脚を立てていたので便乗。平日ということもあり人は少なく、迷惑をかけることもなかった(と思う)のは良かった。

完全に暗くなるまではいられなかったのだが、ライトアップと暗くなってきた空のおかげで日中とは雰囲気の異なる写真が撮れた。取れ高に大満足で一ノ関に戻り、お土産とビールとラスト1つの駅弁を買って新幹線へ。

グリーン車でのんびりビールを飲みながら弁当をいただき、ほろ酔いで本を読みながら300km/hで東京へ。ご機嫌で帰宅。

さすがに岩手は遠くて慌ただしかったが中尊寺の写真が良かったので100点です。紅葉の写真には苦手意識があったのだが、PLフィルタとNik Collectionの後処理でけっこう満足のいくものになったので良かった。

次はどこへ行こうか考えているのだが、新幹線でぱっと行ける場所で未訪問となるとなかなか選択肢が限られてくる。三保の松原が案としてはあるが、いまひとつパンチが弱い気がする。