2回目のワクチンを打った。


8/30に2回目の接種をした。接種から2週間たつと十分な抗体が得られるという話になっているので、もうまもなくFully vaccinatedと言えるようになるはず。

モデルナの2回目は噂に違わず副反応が重く、接種当日の夜から発熱した。この日は37度少々だったので愛用のイブ錠を飲んだら熱も下がり、大したことはなかった。

しかし翌日は起きたら体が重く、熱を測ってみると38.8℃だった。こんな高熱はいままでの人生でも記憶にない。予めビビって買っておいたロキソニンを投入したところ36度台まで熱が下がってきて、効果に驚くとともに活動できるようになった。幸い発熱はこの日いっぱいで収まり、翌々日は通常通り仕事もできた。

当然ながら接種後、抗体ができたはずではあるのだが自覚症状のようなものはまったく無いため、なにか生活が変わるようなことはない。とはいえやはり安心感はある。コロナにかかるだけならともかく、重症化するとまわりにも迷惑がかかると思われ、万一かかっても自宅療養で済む確率が高いというのはよいことだ。


それはそれとして、ストレスがたまってしかたがないときの対処法として、平日日中に電車で日帰りで出かけるというのを試してみた。平日に出かける利点としてはどこもかしこも空いているということで、デメリットは有給を消費するということだ。今回は踊り子号(グリーン車に乗ってやったぜ)に乗って小田原に行き、車を借りて箱根まで行ってきた。多少は観光客がいたが、全体的にすいているところに一人で行くので安全・安心・快適である。

電車内で本を読み、旅情にひたる。こんなことを最後にしたのはいったいいつだったか。今回は短い時間だったので、次はもう少し遠くに行きたい。狙っているのは軽井沢で、碓氷峠を見に行こうと思う。とはいえ軽井沢も東京から1時間で着いてしまうので、次は岩手や青森(行ったことがないから)に行ってみようかな。平泉に行ったことないし、よさそう。


首相の支持率が危険なほど下がっていると連日のように報道される中、突然首相が辞職を表明した。正確には次回の自民党総裁選に出馬しないとのこと。これで叩く先を失った野党は政権交代など不可能になるだろうし、ある種の自民党の強さはさすがという感触がある。

現在のところ立候補を表明しているのは岸田、高市、河野である。高市早苗はネトウヨ急先鋒で、河野太郎はTwitterであれをしろこれをしろと騒いでいる(うえに大して結果を出していない)ところの印象が悪すぎる。まあ何を言っても党員でない私に投票権はないのであるが、結果を楽しみに待つことにする。

菅首相については、ワクチンの確保と接種の加速については評価できると思うし、アフガニスタンへの自衛隊派遣も日本にしては早かった印象がある。

他方でワクチンの配分については最悪だったと思う。本来は自治体の優先順位にしたがって接種を進めるべきであるところ、職域接種によって経済的に有利な人間が先に打てる状況になってしまった(私の勤務先も職域接種を実施していたが、ペースが遅く間に合わなかった)。ワクチンの確保はできているからとにかく早く打てという方針で職域接種を進めていたはずだが、実際には自治体への供給が滞り、現役世代に関しては職域で打てる人ばかりが先に打てる構図になってしまった。モデルナの入荷が遅れることが以前からわかっていたことを河野太郎は隠していたという話があり、これは政権が確信犯的に配分の歪みを無視して接種を加速させたといってもよいだろう。これは人道的にどうなのか、検証の余地があると思う。

小池百合子等が、若年層のワクチン忌避傾向があるという話をもとに、若年層の接種率が低いのは若年層の意識の問題であるという欺瞞を垂れ流していた。感染拡大は行政でなく若者のせいだという構図を作り上げることを意図していたように思われる。しかし若者向け接種センターを開設したところ長蛇の列で大問題になり、結果としてこの嘘は最近語られることがなくなった。バカバカしい話だ。

とはいえ本当にワクチンを打ちたがらない人というのも(幸い私の周りにはいないのだが)かなりいるらしく、美容師さんは相手が打つ派か打たない派かわかるまではワクチンの話を振らないようにしているらしい。10月、11月になってワクチンが行き渡ってきたあたりでこの問題に本当にぶつかるはずだが、その頃には相当に接種率も上がっていると思われ、喫緊の課題というほどではなくなっているのではという願望にすがって生きている。


ワクチン接種が進んできたおかげかどうかは定かではないが、過去最大の第5波も収束に向かいつつある。いつもの緊急事態宣言は9月末まで延長されたが、この頃までいけばかなり落ち着いてきているのではないだろうか。年末年始はまたどうなっているかわからないし、このタイミングで田舎に顔を出しておこうと思う。