COVID-19下の生活について@2020/08/23
Covid-19の第二波というようなやつが来て、ピークを越えたのではないかと希望的な観測が広がってきたお盆明けです。これは5月に書いたやつの続きです。
2020年6月
5/25に緊急事態宣言が解除された。
行政サービス等はこれをうけて再開するところが多かったが、民間企業の対応は割と別れていたように思われる。
オフィスワーク系だと「解除=以前の通りやってよい」と考えて即全員出社、以前のように業務を行うこととしている企業もあるように見受けられた。少なくとも、朝の電車の混み具合はそこそこ戻っていた。他方、社内から感染者が出た場合の業務継続リスクに鑑みてフルリモート継続、あるいは出社率を一定以下に保った状態のまま様子をみるとした企業もかなりある様子。少なくとも私の所属企業は後者で、8月現在においても出社率が一定の割合を越えないように原則リモート勤務をしている。
レストラン等は消毒や換気をしっかりしていますとアピールをしながら営業を再開しているところがほとんどだ。しかし客足が戻っているようには見えない。テーブル数を減らしていることもあるだろうが、外食を減らしている人が多いのだろう。実際に私もほとんどしていない。
学校も(小中高)も6/1時点で再開されているところが多いらしく、子を持つ同僚の負荷はマシになっているらしい。他方大学はオンライン授業を継続しているところが多く、学生や保護者や狂った政治家から不満が出ているのが見受けられる。真っ先にオンラインに対応したがために割りを食っているようで気の毒に感じる。
2020年7月
陽性者数も非常に少ない状態が続き、報道も落ち着いてきた。マスクも比較的手に入れやすく、トイレットペーパー騒動のような生活の混乱もほとんどない。割と生活は従来通りに戻している人が増えてきた。完全に雰囲気だけで言うと、マスクをしていれば従来どおりにやってよいと思っている人と、引き続き人混みへの外出を自粛している人が半々くらいのような状況に見える。緩やかに経済が再開しつつある。
よんどころない事情で何度か外出したが、トイレのエアータオルがどこもかしこも止まっている。しかしペーパータオルは置いていない。どこも懐事情が厳しいというのが根本の問題なのかもしれないが……。
久々に出かけて思ったんだけど、どこもかしこもコロナ対策でハンドドライヤー止めてるくせにペーパータオル置いてるところは皆無で最悪だなと思った
— 生産性がない (@naotaco) June 30, 2020
新幹線や飛行機(国内線)に乗ることもあったが、いずれにせよガラガラで7割以上空席だった。3列席に1人ということが大半で、通勤電車などよりよほど安全に感じる。
マクニールの疫病と世界史読んでるんだけど、人類史視点で見れば新しい疫病が猛威を振るうことは多々あれど免疫を持った集団が生き残って最終的には安定的に共存する状態に到達するのは繰り返されてきたことであり、コロナも特に問題ないなという気持ちになってきた
— 生産性がない (@naotaco) July 20, 2020
ジャケットを着て会社にいける一年でいちばん気分のよい貴重な期間がコロナで失われたと思うとガッデムって感じはするけど部屋着でいいや
— 生産性がない (@naotaco) July 26, 2020
運動不足が顕著なので、自転車を買って走り始めた。週に数回、2, 30km走って食料品の買い出しをして帰ってくるというルーティンができつつあり、健康上のメリットを感じる。これはこれで別エントリを書きたいと思っている。以前は友人や同僚とバドミントンをしていたが、完全に途絶えてしまった。一人でかつ屋外でできる運動として自転車を買ったが、みんなが同じようなことを世界中で考えているらしく品薄気味らしい。
My new gear... pic.twitter.com/rP2TE7Tn8L
— 生産性がない (@naotaco) July 4, 2020
想像の通り国会議員は対面してのお仕事に一生懸命らしく、暗澹たる気持ちになる。議員の行動は地元の有権者ウケに最適化されているのだろうしどうしようもないのだろう。全国でしっかりと教育をしましょう。
2020年8月
8月に入ってから再度陽性者数が増えてきて、第2波が実感されてきた。
緊急事態宣言を再度出すことはなく、お気持ち自粛圧力コントロールで乗り切るつもりらしい。そして観光業が絶望的な状況なのだろう、GoToキャンペーンが批判の中実施された。なにが正解かはわからないが、少なくとも私は病気で死ぬ人数と商売が立ち行かなくなって首をくくる人数の調整をする仕事をしたいとは思わない(比喩です)。
陽性者数は4月のときより大幅に増えているが陽性率や死者数は減っている。そして8/23現在、ピークを過ぎたようにも見える。なぜこうなっているのかはさっぱりわからないが、引き続きコントロールできている状況のようだ。本当か?いずれにせよこの程度の生活であれば私としてはあまり困ることがなく(むしろ原則在宅は大歓迎)、これである程度コントロールできるならこれでよいというのが正直なところだ。ただし勤務先の商売に影響は少なからず出ているし、このようなことを年末にも言っていられるかは定かではない。
最近の気づきとしては、「コロナに気をつけてね」というのはリスクを下げる行動をしていこうという意味ではなくて、幸運を祈るとかその手の意味として使われているようだというものがあります
— 生産性がない (@naotaco) August 1, 2020
日常生活は概ね戻ってきたが、大規模イベントは引き続き一切開催されない状態で、ライブや同人誌即売会などもってのほかという風潮。いずれもオンラインへの移行を模索しているようだが、商売として成立するレベルにあるのかは甚だ疑問である。高密度で人を配置することで成立していた商売(安い飲み屋、ライブホール、同人誌即売会など)は来年になっても厳しい状態が続くような気がする。
少なくとも、私の同人誌販売を商売としてみた時には明確に破綻レベルだ。既に今年いっぱいの技術書典・コミケの物理開催は全て中止が決まっており、以前のように1日で数百冊も売れるようなことはないのが確実となった。私は純然たる趣味でやっているのでいっこうに構わないが、関連産業は大きな打撃を受けているのだろう。微力ながら売れもしない新刊をめちゃくちゃ刷るくらいのことはしようと思う。
今年は梅雨が長く、7月のうちはほとんど雨が降っていたが8月になったら地獄のように暑くなり猛暑日が続いている。自転車は夜走ることにした。
相変わらず通勤がないせいで電車で本を読む時間がほとんどなくなったが、結局家で読むことになり総読書量は増えた気がする。
また気が向いたら書く。