ブルガリアにおけるケバブ市場の実地調査
ブルガリアはソフィアにて、ケバブの店の調査を実施したので報告する。
TL; DL
ケバブはブルガリアで食べてもうまい
はじめに
https://ja.wikipedia.org/wiki/ケバブ にあるとおり、肉を焼いたものはだいたい中東ではケバブと呼ばれるっぽい。日本でケバブと呼ばれている、道端の屋台で陽気なおっさんが売っているような、肉を重ねて回しながら焼いているやつはドネルケバブというケバブの一種である。これはヨーロッパでも広く食されており、ブルガリアのソフィアでも同様である。本稿ではソフィアのケバブ店1店を調査した結果を報告する。
店舗外観
今日は12/25、クリスマスである。ブルガリア中央駅から市街中心部までの通りの店はほとんど閉まっており、やっていたのはケバブ屋だけだった [ref]実は市外中央部からさらに南へ行くと繁華街があり、そこは多くの店がやっていたため最初はそこで食事をした。[/ref]。という話をしたら謎の指示がでたので調査した次第である。
会社でランチに(ドネル)ケバブを食べに行くケバ部員なのでブルガリアのドネルケバブでもとても気になります
— おかもとけいじ (@mokusatsu) December 25, 2019
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ラインナップとシステム
筆頭にドネルケバブが見られる
上に商品がならび、いかにもここで頼んでくださいという風であるが実際にここで頼むのは誤り。奥のレジで頼むのが正解。
レジと客
ここで注文するとレシートのようなチケットをもらえ、それをキッチンの店員に渡すことで注文の処理が開始される。今回はチキンドネル(ドネルってるのはチキンしかなかった)を選択した。サイズがLarge/Mediumから選択できたが、おなかもいっぱいだったのでMediumにした。3.8BGN(≒240円)。ブルガリアの物価が日本より安いことを差し引いても安いような気がする?街の中心部のカフェでカプチーノとケーキを食べて700円くらいなので、物価なりというところだろうか。
サブウェイみたいな感じ
ガーリックソース、トマト、ピクルス、チリ[ref]いわゆる日本でいうチリソース(だけ)ではなく、辛いソース・調味料全般をチリと呼ぶことが多い気がする。英語では。そのためこれが何なのかはよくわからないが、唐辛子とヨーグルトと何かといった印象である。[/ref]をそれぞれ入れるか聞かれる。全てYESと答えた。
ゴキゲンな店員
写真を撮って良いかと聞いたりしていたら、おう今撮れやというので撮らせてもらった。トルコ人なのかどうかもわからないが、めちゃくちゃフレンドリーである。
具材と味
ケバブのようす
フライドポテト、肉、ヨーグルトソースをベースに、前出のトマト等により構成されている。外の皮はパリッと焼かれており香ばしい。ソースはヨーグルト、ガーリック、チリといった感じ。
日本の屋台のケバブだとキャベツの千切りをベースにするのが一般的(日本でケバブを食べた記憶も曖昧なのでよく知らんが)であるが、こちらのケバブではそのような軟弱な具材は用いずフライドポテトを豪快に突っ込んである。上の画像ではフライドポテトが見えないと思うが、食べるとしっかり見えてくる。お目汚しで恐縮だが、下記食べかけの画像を参照されたい。
食べかけのケバブ。フライドポテトが露出している。
ソースの味も日本とは違っている(たぶん)。日本ではケチャップを用いたオーロラソースを使っているような記憶があるが、こちらではヨーグルトベースのみなので基本的に白い(チリは赤い)。といっても塩はしっかりきいているので別に薄味というわけではない。総じてうまい。こってり系が好きなら日本のよりこっちの方が好きだと思う。つまり日本ではキャベツを入れておくのが正解なんだろうな。。健康のことなど知らんという強いメッセージが感じられるのも◎。ギリシャで食べたギロスとほとんど同じものな気がする。あれもうまくて食いまくっていた。
おまけ
写真を撮ったりしていたら、先の店員がサービスでファラフェルをくれた。
ファラフェル
ファラフェルとは豆のコロッケである。味はかなり淡泊で、ヨーグルトソースをかけてもなおあっさりしている。名物だから食っとけというところだろう。ありがたく頂戴した。
店の場所
この店はGoogle Mapでの評判もよく、私の食事中も客がひっきりなしに訪れていた。
余談ではあるが1ブロック離れたところにもケバブ屋があり、そちらも営業中であるが暇そうであった。
別のケバブ店
結論
まあどこで食べてもうまいよな。
中華とケバブはどこで食っても外さないというイメージが強い。クリスマスに休まないという点もあわせ、最後の砦として我々を助けてくれる。ここで思いだしたが、ミクロフで夜にレストランがぜんぜん開いておらず困ったときにもケバブを食ったような気がしてきた。