お弁当戦略
もう1年以上、毎朝弁当を作って会社に持っていっている。それなりにやり方が固まってきたので書いておく。毎日というのは盛っていて、寝坊した日は作ってない。
ルーティン
- なにか作る(30-50分)
- 詰める(10分)
- ツイッターを確認したがら残り物を朝食として食べる(10分)
- 洗い物・片付け(10分)
早いときだとぜんぶで1時間、遅いときだと1.5時間になる。ポイントは、起きた時間によって所要時間を変動させるというところ。雑な人間なので目覚ましの設定も雑なら鳴ったあとに起きるまでのタイムラグも安定しない。
早く起きられたときは手の込んだ物を作り、遅かったら簡単なものを作り、もっと寝坊したら弁当を作らない。これを実現するためには常に数パターンのメニュー案を用意しておいて、この中から許される時間に応じて選択する必要がある。というと無理ゲーに聞こえるが、弁当を構造化して捉えれば大したことではない。
弁当の構造
基本的に手抜きなので、いつも同じパターンになる。
例1 当日朝にばたばたと作るパターン |
例2 残り物をフル活用するパターン |
画像では全部入りだが、実際には、
- 主食(米)
- 主菜
- 副菜1
- 副菜2(オプション、冷凍つくりおきでも良い)
- 副菜3(オプション)
といったところなので、まあ2種類おかずを作ればOKみたいな感じでやっている。面倒なときはおかずが減っていく。
主食
米を炊くだけ。前夜にタイマで設定するだけ、もっとも楽。前日の夕食などに自宅で米を炊いたときは、その時に弁当箱に詰めてしまって冷蔵庫に放り込んでおく。例2の筍ご飯はこのパターン。
たまにはバリエーションがあってもよい。
- 鯖の燻製をほぐしてまぜる
- 炊き込みご飯系
- 梅干しを載せる
- 高菜をのせる
主菜
肉か魚系の何かをでっちあげる。前日の夕食などに作ったものが流用可能であれば迷わずする。例2のピーマンの肉詰めはこれ。
- 豚肉
- 薄切り(豚バラ・モモなど):適当に(あれば野菜と)炒める(後述)
- ほか、生姜焼きなど
- ロース:漬け込んでおいてけむらん亭でグリル
- けむらん亭グリル、手はかからないが洗い物が増えるためプラマイゼロという感じ
- 味噌・みりん・塩麹漬け
- はちみつ・塩麹・醤油漬け
- バラ・ヒレブロック
- 適当に1cm厚くらいに切っておいて味を付けておいてフライパンで焼く
- 味付けはロース同様
- 適当に1ch厚くらいに切って焼いて卵をからめるようなやつ
- 適当に1cm厚くらいに切っておいて味を付けておいてフライパンで焼く
- 薄切り(豚バラ・モモなど):適当に(あれば野菜と)炒める(後述)
- 鶏肉
- モモ肉
- 切って適当に炒める(後述)
- けむらん亭グリル(スパイス味など)
- モモ肉
- 牛肉
- バラ切り落としなど
- バジルやパプリカとオイスターソースで炒める
- 白菜やしらたきとすき焼きっぽい味に炒める
- バラ切り落としなど
- 鮭(生)
- きのこ類・タマネギと一緒に味噌で煮る感じにする
- 小麦粉をはたいてムニエルっぽくする(例1の紫蘇ムニエル)
- かつお・あじ
- 生姜醤油に付けて片栗粉をはたいて竜田揚げ
- 鯖
- 味噌煮
- ぶり
- 照り焼き
- 秋刀魚
- 蒲焼き
適当に炒めるとは
豚肉や鶏肉など、適当に炒めると上で書いたものは下のバリエーションの中から適当に合いそうなものを選んで適用にやる。見ての通り組み合わせは無限大なので調達・調理が容易であり非常に頻繁に使うことになる。
特にここで選ぶ材料次第では所要時間を一気に短く出来る。豚バラスライスときのこの炒め物などは最速パターン。逆に時間がかかるものもあり、こういうのは余裕があるときにする。何をつくるとどのくらいの時間で済むかというのがわかってくると時間に対してギリギリの調理が出来るようになってくる。
もちろん何かの煮物などが残っていれば迷わず流用だ。
肉の種類:
- 豚バラスライス(早い、高い、うまい)
- 豚切り落とし(早い、安い、ぼちぼち)
- 鶏モモ肉(肉が厚いため、火が通るのに時間がかかる)
一緒に炒めるもの:
- ししとう
- ニンニクの芽
- たまねぎ
- 火が通るのが遅い
- きのこ(えりんぎ・舞茸・しめじ・ひらたけ)
- にら
- キャベツ
- 人参
- 火が通るのに時間がかかる
- ゴボウ
- 皮をむいてささがきにして水にさらすのに時間がかかる、面倒なら直接フライパンにささがきして入れるのも可
- ネギ
- ピーマン
味付けのパターン:
- 味噌+みりん
- しょうゆ+みりん(+すりごま/いりごま)
- アンチョビ
- オイスターソース+ナンプラー
- バジル
- しそ+塩
- 中華(創味シャンタン)(+オイスターソース)
- クレイジーソルト
- ネギ塩
- ゆず胡椒
- バター醤油
当然だが、一緒に炒める野菜と味付けの組み合わせは味が合いそうなものにする必要がある。といってもだいたいなんでもいいような気もする。
もう一つのこの方法の利点は、買い物を適当に済ませられるということ。深夜の閉店間際のスーパーは野菜の選択肢が狭まっていることも多いので、そのときあるものを適当に買うのが関の山という日も多いはず。とりあえず適当に肉と野菜を買っておいて、適当に冷蔵庫を眺めながら味を決めれば一つのおかずになる。
逆に余裕があって魚が調達できたらそれに合わせた買い物をしよう。
あまったサニーレタスとかを下に敷くと見た目が改善することが知られている。
副菜(1,2)
これは主菜よりさらに適当につくる。最悪1つあれば雰囲気はそれっぽくなるので、時間がないときは冷凍のを1つ放り込んで終わりにする。余裕があれば2つ作る。
- 野菜炒め:適当に2,3種類の野菜を炒める、味付けは上といっしょ。
- パプリカ
- ピーマン
- アスパラ
- にんじん
- きのこ類
- 水菜
- 小松菜
- ベーコン
- 卵
- ししとう
- ニンニクの芽
- 卵焼き
- 煮浸し
- ほうれんそう
- 小松菜
このへんは1度大きなフライパンでガッと作ってしまって小分けにして冷凍するのもよい。煮浸しとかきんぴらとか。
特に人参やパプリカなどは色が鮮やかなので見た目の観点から重要。
副菜3
オプション。果物や野菜、たまにはサラダをもっていく。果物は時期によるが苺、オレンジ、グレープフルーツ、キウイ、パイナップルなど。簡単に彩りが改善するのでできるだけ用意しておきたい。
といった感じ。