4/9(日)の技術書典2@アキバサークル「肉と鍋」で参加します。

B5, 本文60ページ, 本文白黒。頒布予定価格700円。か-36で売ります。ぜひ買いにきてください。

内容としては低温調理器自作に関する一通りのことで、性能目標(温度管理の精度、過熱能力)やハードウェア実装(温度センサ選定とか)、ソフトウェア実装(PID制御とか)、性能評価(Anovaとの対決)について書きました。目次は調子にのってドメインを取ったページの方に置いてあるからみてください。http://nikutonabe.com/tbf2/ 鍋の中の温度ムラについて書かれた本はあまりないのではないかと思っています。ちなみにけっこうAnovaは強かった。本当は最後にレシピ集でも載せたかったのだけど、アジャイルにバックログをバーンダウンしてプロジェクトをマネージしたらレシピはパージされました。

当日は某フロントエンドヤクザに店番のおてつだいを頼んであるので、他を見て回るのも楽しみにしています。頭おかしい(ほめてる)サークルさんも多そうだし。ちなみに髪が黒いのが私で、そうでない色であれば私ではありません。

経緯

1月に参加サークルの募集があり、ついうっかり低温調理器自作というネタがあったので申し込んでしまった。サークル名はその時にはじめて考えた。それから1ヶ月かけて実装とデータ取りをして、その後2ヶ月かけて執筆をした。執筆環境はRe:View。環境構築については別postで。

年末年始は普通のコードを書いていて、1月は低温調理器関係の実装、2月からは執筆という感じ。結局、115コミット、約55k字という大作(当社比(卒論の3倍))になってしまった。GitHubでトラックできるのは便利だ、たとえ一人しかいなかったとしても。

つらい

それにしてもこの(スノボが)クソ忙しい時期に一人で黙々と60ページも書き続けるのは非常につらかった。表紙なんかも素人にはきびしい。あと、FX8350の自作マシンがRyzen発売日に突然死して、クソ時間がないなか1700Xで丸ごと組み直すことにしたのもダメージがでかかった。1週間くらいで安定してくれたからなんとかなったけど。

そもそも同人誌を書くのもイベントに参加するのも初めてなので勝手がわからなかったのだが、そこは今回主宰のTechBoosterさんが開いてくださったイベントや発行している同人誌に助けていただいて何とかなった。特に入稿に関してははじめてのRe:View本がないと絶対はまっていただろうなという感じがする。1ページ目からの通しノンブルとかマジ……ってなっていた。おかげで入稿も一発OKでした。本当にありがとうございます。

ちなみに部数ですが、倒れるときは前のめりという家訓に従って無駄に強気で刷っています。皆様のお力添えを賜りたくご高配のほどお願い申し上げます(低姿勢)。当日会場にはオンデマンド印刷による当日増刷という神テクノロジーが導入されるそうですが、64ページの本を印刷すると1冊700円を超えてくるので増刷は現実的ではないです。この観点からは、強気で刷っておいてよかったという感じです。あ、あまったら夏コミに持っていくから問題ないし。

今後の展望

とりあえず夏コミに申し込みはしてあるので、当選したらレシピ集を出したいところなのだが、2,30は載せたいとするといまから毎週作らないといけなくない…?厳しくない?