Logicool MX体験会に行ってきた
Logicoolから、新しいMXマウス(MX MASTER 2S)の体験会の募集があったので、応募したところ当選した。参加するとMX MASTER 2Sをくれるというので意気揚々と伺ってきたのであった。
なんだかんだいってけっこう長いことLogicoolのマウスを使ってきた。その前はMSのマウスが気に入っていたのだが、あちらさんが明後日の方向に舵を切ってしまった(まだ戻ってきていない)ため仕方なくLogicoolに鞍替えしたのが2009年。はじめてのLogicoolマウスはMX518だった。それから様々な用途ごと、M305, M515, M500, M950, M905, MX Anywhere, MX MASTERと使ってきた。ここ数年はデスクトップにM950、ラップトップにM905という組み合わせを会社と家に1セットずつ備えて盤石の体制であったのだが、さすがにM950がへたってきたので1つをMX MASTERに交換して、もう一つも交換したいなと思っていた。そんなところにこのイベントでMX MASTER 2Sをいただけるというので飛びついたというわけだ。(実はMX MASTER2を予約していたのだが、このイベントでいただけることになったのでキャンセルした)。
場所はロジクール本社、まずは担当の方から商品について説明をうかがう。
とにかくFlow推し |
そういう持ち方するんだ…… |
まとめ |
ハードウェア面の差分はバッテリ(70日間持続)と解像度(4000dpi)、ソフト面ではLogicool Flowに対応というのが差分。
バッテリはどうせでかくなっただけだろ、と思って重さを量ってみたら、むしろ2Sの方が2g軽かった。すまんかった。4000dpiは嬉しいですね。最近は画面が広いからMX MASTERの速度を最大にして使っているので。ただし会社のモニタは小さく狭いので別に困らない、、、
Logicool Flowは、2台のPCでマウスカーソルをシームレスに移動できる機能。なんかこんなようなやつ昔流行らなかったっけ……というのはおいておいて、便利そうだが家では使えないので会社で使ってみることにする。対応キーボードもあり、これはマウスがアクティブになっている方にキー入力がされるらしい。私はキーボードを無線にしたいと思ったこともないし、Logicoolのキーボードに興味もなく、ラップトップのキーボードは特に問題なく動作するのでキーボードでFlowを試す日はこないだろうが。
Flowについては気になったことを一通り聞いた:
- コピー/ペーストはできるがキーボード操作 or 右クリックでの操作のみ。ドラッグはできない。
- 同一ネットワーク上にいる必要がある(担当者によると、同じサブネットにいる必要はなく、IPレベルで疎通性があればよいらしい。マジ?)
- 試したところ、案の定同じサブネットでないと接続できなかった(後述)
- マウスが両方のPCに繋がっるからIPアドレスとかをマウス経由で受け渡せば理論上は…とか思ったが、そんなことはなかった
- マウスは2台のPC両方とUnifyingもしくはBluetoothで接続が必要
- PCのUnifyingレシーバに別のキーボードやマウスが追加でつながっていても別に問題ない
- 通信は256bit AESで暗号化されているから安心
- カスタム系設定はそれぞれのPCで別に覚える(解像度が違うからdpiを切り替えるためらしい)
- MX MASTER 2S, MX Anywhere 2Sは3台まで、ミドルレンジのM585/590は2台まで対応
Flowの仕様についてはこんなところか。Flowについてはしばらくさわってみてまたなんか書く。正直これだけならファームウェアのアップデートで対応できそうだけどね、まあビジネスだしね、、
MX MASTERが配られる |
ありがたやありがたや。
Flowを体験するためPC2台ごとに1台のMX MASTERが |
WindowsPCの扱いの雑さを見るに、日本のLogicool社内ではmacが標準なのだろうか
そして配られるオリジナルカクテル “ロジクーラー” |
たぶんノンアルコール。夕食も食べてきたところだが軽食もいただいてしまう。太る太る。
ほんとは白がほしいが、汚れそうでなぁ… |
さわったのは白だがいただいたのはグレー(黒)
ロジクールプロモーションチョコレート |
そういえばSpotLightもさわらせてもらったが、Unifyingとレシーバ共用じゃないとか、いちおうレーザーポインタがついててくれてもいいじゃないかとかいろいろ気になるところが多かった。そもそも自分のマシンでやらせてもらえないことも多いしね、、
そのあと集合写真を撮って解散(意地でも顔を撮られたくない僕とお仲間数名はいただいた箱で顔を隠すのであった)。
帰宅してさっそく開封、MX MASTERとMX MASTER 2Sを並べてみる。
左が2S, 右が初代。色とロゴ以外まったくいっしょ |
金型は全く同一のようだ。見づらい充電LEDもボタンの感覚もすべて同じ。会社と家に置いておくには最適。
M950と比べると親指の所のボタンが一つ減ってるのがアレだけど、ホイールの切り替えが自動になったからセンターボタンに機能を割り当てられるようになったし、事実上割り当て数は同じかな。
進化していたLogicool Options |
さらに、ボタンに割り当てられるのが単機能だけでなく、Gesture buttonというのがある(前からあったっけ?)。これはボタンを押す+押しながらの動作をいくつかのプリセットから選べる。Windows 10ならVirtual desktopsも軽快に動くし、Media controlsにすれば音量とコンテンツ送りもできる。最強じゃん、、 センターボタンをGesture (Virtual desktop), 親指のところをGesture (Media control)にしている。ほかはデフォルトでOK。このへんはすべてMX MASTERでも使える。
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全然MX MASTER 2Sの宣伝になってないが、MX MASTERシリーズは最高です。まあ今買うなら値段も大差ないしMX MASTER 2Sじゃないですかね。こんなところで。
ここまで書いて思いだしたんだけど、MX MASTERはM950の上位互換という感じですばらしいのだが、MX AnywhereについてはM905の方が正直言ってよいと思う。M905はレシーバを本体内に収納できた。これはモバイルマウスとしては非常に重要なことではないか。あと、電源スイッチがMX MASTERと共通の部品にでもしたかったのか、えらい小さいスイッチになってしまった。これもモバイルでは頻繁にON/OFFしたいし、もっと言えばマウスを手にしたまま片手で操作したい。M905は裏面中央の大きなスライダーがこの役割だったので、手で持って親指で簡単に操作できたがMX Anywhereではどうにもならない。その割にホイールが進化したかと言われるとそうでもなく微妙。うーん。
追記(2017/06/13):
会社(Wi-Fiと有線LANが別サブネットというエンタープライズ感のある構成)で試したところ繋がらなかった。普通にFlowの設定を開始すると相手を検索しています……となるがタイムアウトしてしまう。パケットキャプチャしたところ普通にUDPでブロードキャストパケットを投げているだけだった。まあ普通にサブネット内しか使えなそうですね。ラップトップを有線LANにつないだら動いたし、その時の動きはけっこういい感じだっただけに残念である。
ちなみに、接続するためには、マウス裏面のボタンで接続先を切り替えて、それぞれにそれぞれのマシンを接続しておく必要がある。たとえば1にデスクトップPC、2にノートPC、みたいな。その状態で片方のPCのLogicool OptionsでFlowを有効にするとデバイスの検索が始まる。この辺の設定手順のページは日本語だとWebに書いてないので、英語ページを探しましょう(まあ情報はこれで全部なんだけど)。
ということで体感上最も大きな差分は解像度ということになった。たしかに家のMX MASTERだとWQHD+FHDモニタ環境ではちょっと解像度が足りない感じがするので、家でMX MASTER2Sを使って、画面の狭い(つらい)会社ではMX MASTERを使うことにしよう。
まとめ
MX MASTERと2Sの差分はおいといて、MX MASTERシリーズは値段に見合うものなので買いましょう。初代から2Sに乗り換えるモチベーションは、うん、カラバリとかあるしね。