エジプト・ヨルダン旅行 tips [ヨルダン編]
今年のGWにエジプトとヨルダンを旅行してきました。見たかった遺跡は全部見られてかなり良かったです。
ヨルダン: ペトラ遺跡
エジプト: 王家の谷とその周辺, ルクソール神殿, カルナック神殿, アブシンベル神殿, ピラミッド
まあ遺跡が最高だというのはみんな書いているので、それ以外の(とくに全てを自分で手配したことによる)問題への対処やtipsを書いておきます[ref]空港でタクシーに乗る時に怒鳴り返してでも値切って最初に提示された額の1/4を目指す、とかそういうなんというかお約束は心得ている前提とします[/ref]。
カイロ空港での乗り継ぎ(エジプトに入国せず, エジプト航空でアンマンへ)
いきなり意味不明であるが、最初に焦ったのがこれ。今回の旅程の冒頭は、
- 羽田
- カタール航空
- ドーハ
- カタール航空
- カイロ 乗り継ぎ6h
- エジプト航空
- アンマン
となっていて、一気にヨルダンまでいくつもりであった。羽田からカイロまではカタール航空で一気に取ってあり、カイロ→アンマンのエジプト航空は別にとった。
カタール航空はターミナル1に到着するがエジプト航空はターミナル3で、制限エリア内で相互に移動する方法はないように見える。さらに、預け入れ手荷物を受け取るためには入国する必要があるようにみえる(普通そうだ)。ビザの問題さえなければとりあえず入国してしまってから荷物を受け取ってまた出国の手続きをすればよいのだが、あとあとエジプトに入国したいのでそうもいかない)[ref]地球の歩き方によると、入国時に空港で取得 できるビザでは1回しか入国できないので、一度入国してから国内で再入国ビザを取得する必要があるとのこと[/ref]。ということに飛行機の中で気付いて割と焦った。
いろいろ心配したが、結論から言うとなんとかなる。
飛行機を降りてすぐ、入国審査に進まず、Transferなんちゃらと案内のあるところに行って係員に依頼するだけでよかった。航空会社のカウンターが並んでいる様を想像するがそんなことは全くなく、荷物検査の機会と係員(警備員だか警官だか軍人だかわからないが白い制服のおっさん)が一人座っているだけである。Transfer? と聞かれるので、Yesと答えると別室に通してくれる。
殺風景な乗り継ぎ待合室 |
ここで忘れずに、乗り継ぎであること、ターミナル3(エジプト航空)に行きたいということ、そして預け入れ手荷物があるからピックアップしてくれということを5回くらい念押ししてパスポートと預け入れ荷物の半券を渡す。OKOKと言われ30分くらいドキドキしながら待っていると、無事スーツケースが届いた。言ってみるものだな。さらにTerminal3につれてってやると言われ、おんぼろの車に乗せられて空港構内を走って連れて行かれた。正しい運用の想像がつかないが、ターミナル3の乗り継ぎカウンター(こちらにはちゃんとエジプト航空の係員がいた)の近くの裏口みたいなところに通してもらえた。なんとかなるものだな……。当然スーツケースを持ってきてくれた人と車を運転してくれた人はチップを要求してくる。
この手の乗り継ぎは国によってはやってくれるところがあるらしいが、エジプトでもやってくれるらしい。事前に調べて行きましょうね……。
このあと乗り継ぎカウンターでエジプト航空にチェックインしたとき荷物を預かってもらえず、あとから預けるのかなと思って先に進んだら手荷物検査でナイフが引っかかり、チェックインカウンターに戻って再度荷物を預ける手続きをしてもらうのに合計1時間かかったりしたが、まあこれは些細な問題である。
かくして無事ヨルダンへ飛び立つことができたのであった。
ヨルダン入国
入国審査はたいしたことないのだが、並ぶ箇所が2つあり、$20(だっけか?)払ってビザを買うと表記されている列と、普通にPassport controlと表記されている列がある。日本人はビザ不要なので、強気で後者に並べばOK.
ヨルダンでSIMを買う
海外に出かけるたびSIMを買う記事を書いているが、最近はロクに苦労なく買えてしまってつまらない。
ヨルダンでも預け入れ手荷物を受け取って、到着ロビーみたいなところに出て左に行くとZainのカウンターがあってSIMを売ってくれる。夜8時くらいだったので心配していたが杞憂であった。$14くらいだったかな?で3GB使えるやつを売ってくれる。その場でアクティベーションまでしてくれるので、NexusにさすだけでOK。APN設定なんかも全て勝手に降ってくるらしく、SIMを挿してぼけっと1分くらい待っているとHのピクトが表示されて使えるようになる。すごい。しかもちゃんとnano SIMの準備もある。
ヨルダンSIMゲットした
— 社会の歯車 (@naotaco) 2016年4月29日
ちなみにペトラ周辺でもHSDPAが使えるが、岩の谷間は厳しかった。
Jettバスに乗る
アンマンからペトラ遺跡に行くのに一番よいバスはJett社のものであるという情報がわりとあるので、公式サイトから事前に予約しておく。するとすぐ確認メールがきて、翌営業日に”Kindly be inform that your reservation is confirmed and you can settle the payment prior to departure” とメールがくる。支払はどこですりゃいいんだ、とメールをするが返信はない。出発場所もアンマンしないにJettのオフィスがいくつかある?らしくよくわからない。
行ってみてわかったことだが、出発場所はここのオフィス前で、支払は出発前にオフィスでする。このとき名前を聞かれたりなんだりするので、そもそも事前の予約に意味があったのか全くわからないが、まあ結果的には座れたからいいか…。バスが6:30発なので心配していたが、6時には既に営業していた。ちなみにアンマンーペトラの片道10JDのバスは普通の4列観光バスであった。3時間は割とつらい。
ペトラ。どーん。 |
車窓から |
めし
時間がなくレストランに一度も行かずに出国してしまったのだが、適当に入った店のグリルがマジでうまかったので是非行ってほしい。
場所はここだが、map上のプロットが若干怪しい。大通りから数m入ったところにある目立つ店なのだが。
最高のヨルダン飯(時間なくてレストランに行ってない pic.twitter.com/8JsuCYpH43— 社会の歯車 (@naotaco) 2016年5月1日
鶏肉のグリルがあって20分くらいかかると言われるが、中東らしいスパイスの使い方がしてあってむちゃくちゃうまく、待つ価値はある。店員も客もフレンドリーなので雑談でもするとよい。チェーン店らしいが店名もわからないしスパイスの配合が知りたい……。
その他全般
特にエジプトでは、観光客から直接金を受け取って生活してる人間は詐欺師だと思っておいた方がよさそうだが、それ以外の人間は非常にフレンドリーでやさしい。けっこう警備の警官とかも笑顔で手を振ってきたり道を教えてくれたりするし、ローカルな市場の人は適正な値段で物を売ってくれておつりもくれるしチップをせびってきたりしない。
あと、地球の歩き方や現地で名称のアルファベット表記を見るが、けっこうこれが一致しないことが多い。現地の人に書いてもらったメモと実際の看板と地球の歩き方の表記がぶれていたりする。当然ぐぐっても出てこない……。そもそもアラビア語と1:1で対応するアルファベット表記が存在しないからなのか、難しいからなのかはよくわからないが、この点は頭に入れておくとよい。アラビア文字を読めるようにしていくとよい……。