湘南台という僻地にニューオリンズというパスタ屋さんがある。ここは何を頼んでもおいしい最高の店で、山奥にある隔離施設で脳を電磁波にやられた気の毒なひとたちが崇拝していることで知られている。そのなかで醤油ベースというカテゴリがあり、きのこや魚介などを具にしたメニューがある。

私もご多分に漏れずこの醤油ベースパスタを再現したいと思って独自研究を続けてきた。

上記のように、2年ほど前から生姜の千切りを入れることでニューオリに近いものができるということは知られていたが、もう一声という印象がぬぐえなかった。

そこで今日はアンチョビを入れてみたところ、また一歩ニューオリに近づけたような気がしたので、とりあえず作り方を記しておきたい。分量も写真も一切記録が残っていないので、Cookpadに投稿するのには向かない上級者向けレシピであることは容赦願いたい。また、よりよくなる改善案は随時募集中である。

麺は最近ディチェコじゃなくてバリラの5番を使っている。つるっとしてる方がニューオリに近いような気がする[要出典]。

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用意するもの(1人前):

  • スパゲティ: 好きなだけ(150gくらい)
  • 生姜: ひとかけ
  • アンチョビ: 1枚
  • オリーブオイル: 大さじ3くらい、適当に多め
  • たまねぎ: 中半分
  • 白ワイン: 半カップくらい、適当に多め
  • 塩: 小さじ半分くらい
  • しめじ: 半株
  • 醤油: 大さじ1くらい、適当に

手順(コンロA):

  1. お湯を鍋いっぱいに沸かす。塩(分量外)をばさっと入れる。オリーブオイル(分量外)もどばっと入れる
  2. パスタを入れる
  3. 硬め(バリラ5番の場合は投入から5分後)でお湯からあげ、フライパンへ麺を入れる

手順(コンロB):

  1. しょうがを出来るだけ細く千切りにしてフライパンへ
  2. オリーブオイルを入れて中火~強火で加熱する
  3. 焦げるか焦げないかのあたりで8mm幅にカットしたタマネギを投入
  4. アンチョビと塩も投入
  5. タマネギと生姜の一部に若干焦げ目がつくくらいまで強気で加熱
    • 油がばちばち跳ねるが、そのような些事に気を取られてはならない
  6. 白ワインを投入、フライパンが十分に暖まっていればワインが燃えるが気にしてはいけない
  7. 酸味がなくなるまで煮詰める
  8. しめじなどの具を入れる
  9. しょうゆをいれる
  10. パスタのゆで汁を半カップほどいれる
  11. 中火~強火で煮詰めて味を調える
  12. 麺を迎え入れてフライパンでまぜる
  13. 完成

手順長いな。

手順Aの2番と、Bの8番を同期させる感じにすると、Aの3番がBの12番と同期する感じに進んでよいと思う。

ポイントは、できるだけ火が強い状態を保つこと。そのためにタマネギとか白ワインとかしめじとかゆで汁とかの水分を波状的に投入して焦げないようにする。火が強いと油と水がいい感じにまざったり、たまねぎの甘みが出たり、ワインの酸味が飛んでったり、そういう効果があるような気がする。景気よく煮立っている状態をキープする感じ。

とりあえずうまかったのでメモがてら書いたが再現性がある情報になっているかはわからん。ニューオリで醤油ベースのを食べたのも何年前になるか思い出せないし、俺の料理がニューオリに寄っていってるんじゃなくてニューオリの記憶が都合の良いように改竄されているだけかもしれない。だれか食べに行きましょう。