今年は6月頃からKindleの力を借り、電車移動中に読書をするという趣味を復活させた(10年ぶりくらいか?)。結果60冊くらい読んだので、良かったのを挙げていく。来年もこのペースを維持できれば多少は日本語能力が戻ってくるような気がする。

技術書部門: プロフェッショナルSSL/TLS

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基本的な仕組みから過去の脆弱性、実運用レベルの設定まで幅広く詳細に扱っていてとても勉強になる。単に読み物としてもおもしろいし素晴らしい。翻訳も自然で読みやすく、英単語が併記してあるところも多い。技術書としては出色の出来なのではないだろうか。

原書がTLS1.3対応版の執筆中で、翻訳版も更新されるようなのでいまから楽しみに待っておく。

実は今年は同人誌ばっかり書いててそんなにたくさん技術書読んでないんですけど(小声)、これは本当によかった。

歴史部門: 世界史(上・下)

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ものごとを勉強するときに全体を俯瞰してから進めたいタイプの人におすすめ。上下2冊で人類の起源から1900年代までを扱うので、(学校教育のように細かいことは扱わず)、文明間の関係や地域の盛衰、性質の違いを大きく捉えていくところがよい。

解説にも書いてあったが、これは一つの歴史の見方であり(原題も”A world history”)、これを起点として各々の歴史観を持って議論が起こるようになってほしいというメッセージを感じる。

ただし、係り受けが難しかったりロジックを読み解くのが困難なところが多々あり、読むのに時間がかかる。これが原書のせいなのか翻訳時の問題なのかわからないのだが、そこだけが残念。

料理部門: Cooking for Geeks 第2版

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まあ初版からそんなに違ったかというとそうでもないんだけど、聖典なので。

次点: PASTA―基本と応用、一生ものシェフレシピ100

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オーソドックスなパスタ料理の本。どれもうまい。鶏のレバーの煮込みのスパゲッティが最高。

SF部門: 火星の人

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主人公のポジティブに創意工夫でなんとかしてやっていく感じがよい。遭難したときのために機械工学を学んでおこうな。

人間部門: 四人の交差点

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このごろはできごとより人間のことを描いた小説というか、そういうのを好むようになりつつあり加齢を感じる。まあ私の嗜好の変化は置いといて、この本はとてもよいので是非是非。

ミステリ部門: 占星術殺人事件

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最高。ストーリーとしてのおもしろさとトリックの秀逸さ。これ以降、御手洗潔シリーズを片っ端から読み始めた。

クライシス部門: 死都日本

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圧倒的なディテールと臨場感。素晴らしい作品。