Domke J-1を個人輸入した
なぜうっかり買ってしまったのか
先月末、新月の夜に天体観測に出かけていった。そのときは前日の天気が悪かったせいか、夜露というか霧が濃かったせいか、地面がわりとぬかるんでいて、直接バッグを地面に置くのが憚られたのであった。またかねてから機材の増加(赤道儀, 雲台, サブカメラ, リモコンなどの小物)によって普段使いのカメラバッグに到底収まらないという状態になっていた。
普段使いの:
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ミラーレス1,2台 + 広角レンズ2, 3本 + 三脚が持ち運べて気に入っているが、赤道儀が出てくるとこれではどうにもならない。また、撥水加工(で、いろんな遺跡の砂地に持ってって地面に直接置いてきた)とはいえ、さすがにぬかるんだ土の上に置くと気も滅入る。まあ言い訳はいい、買ったものは買ったのだ。
要件定義
- ほどほどに防水
- 台風の日に出かけたりはしないが、出先で雨に降られたり、ぬかるんだ地面に置いても気にならないやつ
- たくさん入る
- ミラーレス2台 + レンズ3,4本 + 赤道儀 + 雲台2つ + 小物多数
- 見た目がマシ
- どことは言わんが1万円でたくさん入りますみたいなやつはちょっと厳しい
- 長持ちしそう
- このご時世カメラ本体が消耗品なので、せめてそのまわりのレンズとか三脚とかバッグとかは長く使える良い物を買いたい
- まあ買える値段
- 2,3万が限界
- カメラバッグとして当然のクッション性能
どのみち車でしか移動できないレベルの機材になるので、バッグ自体は軽くても意味が無い。あえて言うなら車に積みやすい形状がいい。
発注
ヨドバシに行っていろいろ見てみたが、ボストンバッグ型?のオーソドックスなものはザ・カメラバッグって感じだし、マシなやつはだいたいリュックかメッセンジャーになっていて、選択肢があまりなかった。見た目とネームバリューで言えばドンケのF-2にしたかった。
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しかしさすがに帆布は耐水性に欠けるし、そもそもドンケはクッションが薄すぎるという話も聞くしで迷っていた。帆布じゃなくてナイロンのモデルにするとさらに値段が1万円上がる(なぜ…)のも厳しい。適当に調べていたところ、DomkeのJシリーズというのがあって、これはクッションが比較的厚く、ナイロンモデルがある、というかナイロンモデルしかない。
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J-2でも4万近く、J-1にすると4万を超えてくる[ref]どっちも3万そこそこのマーケットプレイス出品があるが、どれも納期がやたら遅いしアメリカからの並行輸入と思われる[/ref]のはさすがに厳しすぎるので調べていると、アメリカで買うとだいぶ安いということを発見。F-2で$149, J-2もJ-1も$189である。国内代理店殿ぼったくりすぎでは……。値段が同じなら大きい方という知的なアルゴリズムに従ってJ-1を選択。Shippingは3種類のうち一番安いやつ(10-14 business daysだったかと。$32.25)を選択。会計途中で通過をUSDにするかJPYにするか選べたのでJPYにしてみた。さらに追加で$40程度のImport Fees Depositをとられて、合計$258.07(27350円)。このまま円でカードに請求がくるので、カード会社のファッキンレートの心配をしなくてもよい。円高 is 最高。
明細 |
Import fees depositは実際の関税がこの金額以下だったら差額60日後に帰ってくるらしいが、今のところはいくら帰ってくるか不明。今気付いたけどEstimated tax to be collectedが0円ならdepositいらなくない?それにしても1円も帰ってこないとしても国内より1万円以上安いぞ……。
追記(2016/09/21)
9/19にAmazonからRefund on order xxx-xxx というタイトルのメールがきて、
通関費用が安かったので、とのことで2114円の返金になった。1週間程度でカードに返金されるとのこと。支払総額の27350円から引くと、かかった総額は25236円ということになり、たいへん満足である。
注文→発送→配送
- 6/30 注文
- 6/31 i-Parcelにて発送
- 7/3 アメリカ出国
- 7/5 日本到着
- 7/6 通関, 国内発送
- 7/9 自宅へ配送
思ったより速かったので満足である。どのみち次の出番は次の新月(8月末)なのだ。しかし、国内発送後二日間も荷物をほっといた佐川はさすがだ。状況を問い合わせるために電話したところ調査に丸一日かかった挙げ句「荷物が多すぎて発送できなかった、今日発送する」という幼稚園児レベルの返答を頂戴した。これがなければ7/7には受け取れていた。8,9日で届いたことになるし、悪評のすさまじいi-Parcelもやるじゃん、という感じ。Trackingの情報反映が異常に遅いけど。
余談だが、i-Parcelのトラッキングでぐぐると、国内発送の問い合わせ番号をUPSに英語で問い合わせる妙な文面をコピペしまくったブログがたくさん見つかって面白い。
届いた
無事届いた。梱包はざっくり、というかダンボールに突っ込んだだけである。知ってた。ダンボールも海外でよくある薄いやつ。まあそんなことはどうでもいい。
Domke J-1 |
肩掛けストラップと短い手持ち用ストラップ |
ミラーレス2台, 広角レンズ3本, 赤道儀, 雲台2つ, 小物類を詰めたところ |
サイドポケット。クッションは取り外し可能 |
前面ポケット。大きいクッション無しポケットが2つ、ペンをさせるところが2カ所 |
背面は蓋もなにも無いがポケットになってる |
期待していた通り、底はしっかりしたクッションになっていて、ポケットもクッションが入っている。メインの場所にもクッションが入っていて、最近の太いレンズに対応できる形状をしている。とりあえず機材を全部詰めてみたところが3枚目の写真。バッグの背が高いので広角レンズなら縦に2本入る。雲台も2個積むように入れてある。こんだけ入れても見ての通りレンズ1本分あいてるのでここにフルサイズ用の70-300が来ても大丈夫だろうし、ボディがフルサイズに置き換わっても楽勝という感じ。わかりづらいが大きい蓋の裏側もポケットになっているので、メディアとかバッテリはここに入れておけばよさそう。全体の重量がけっこうかさんでくるとやわらかい底板が曲がるので、できればまがらない素材の板を入れたいところではある。
とにかく撮影用の機材は三脚以外全て入るので満足である。あとは次の新月に雲が無く、出番があることを祈るだけ。