もともとSKAGENの時計が好きで2つほど持っていて、そろそろ買い足したいなーと思っていたところにスマートウォッチを出すというので早速購入した。ほんとうは数週間前にSKAGENのwebサイトで注文可能になっていたのだが、配送先を日本にするとエラーで購入できなかったので(今は知らないが)、直営店にいって買ってきたのであった。

dsc04054

[amazonjs asin=”B01M276C2J” locale=”JP” title=”スカーゲンSKAGEN 腕時計 HAGEN CONNECTED ハイブリッドスマートウォッチ SKT1103 メンズ 【正規輸入品】”]

ということで2日間使っただけだが軽くレビューを書いておく。アプリの機能追加もあるので、随時更新中。

dsc04034
外箱
dsc04037
内側の箱

 

ご対面
ご対面

デザインはとても好みだが、通常モデルと比べて明らかに厚くて重いので覚悟しておく必要がある。重さは良いとしても厚さのせいでシャツの袖の内側にスッと入らない。SKAGENは薄型軽量を身上としていたはずだがさすがに従来のサイズを保ったままスマートウォッチにするのは無理があるか。

ボタンは三つで、下記の機能がある。

  • 上: 日付を表示
  • 中: 表示切り替え。通常(時刻)→A, B, Cの各モード→通常 のトグル。デフォルトだと、AがSecond Time Zone(どこか1つの都市の時刻)、Bが日付、CがAlarm設定時刻だった
  • 下: SKAGEN LINK起動(スマホ側を操作する。後述)

普通の短針/長針に加えて、3本目の短い針がある。これが0から100のあいだを普段は指していて、Goalの達成度合いだと思われる。Goalは自由に設定できるので、とりあえず10000歩にしておいた。またこの針はモード切替のときにA/B/Cを指す。通知のときは4色のうちどこか(後述)を指す。

手持ちの別モデルと比べたところ
手持ちの別モデルと比べたところ

一般的な「普通の腕時計にしか見えない系スマートウォッチ」と同様、歩数(距離/カロリー), 睡眠, 通知, アラームが使える。専用アプリがAndroid/iOSに提供されており、Bluetooth Low Energyで接続されるところも普通。買ってちょっと歩いたあとの画面がこちら。

歩数表示画面
歩数表示画面

さすがデザインがお洒落であるが、可読性が低い……。画面が英語なのは私がNexusを英語設定で使っているから。アプリが日本語に対応しているかは知らない。

普段つけて寝ることはないと思うが、テストのためにつけて寝てみた。

screenshot_20161030-224121
11時間…?

11時間と測定されたがどう考えても9時間程度しか寝ていない(ありがとう土曜日)。寝る直前のPC作業時間が加味されているような気がしてならない……。さすがにFitbit HRみたいに脈拍をはかったりできないから精度はあまり高くないのだろう。これならまあなくてもいいかな、というかFitbitつけて寝るかな。

通知も利用できるのだが、指定した数人からの連絡のみ通知してくれるらしく、連絡先を選択できる。しかし連絡先といっても電話とメールくらいだと思うのだが、GmailはともかくハングアウトとかSlack, Twitterの通知はしてくれなさそう。そっちの方がよほど必要なのだが。→できました。下記参照

通知設定 (2016/11/30追記)

任意アプリの通知を流すことができる。最初からできたっけ?1.1.3現在できるんだけど、ストアのWhat’s newのところに”Support My Apps in Notifications”ってあるから最近の機能だと思うのだが。

設定からNotificationsを開くとMy People, My Apps, My Modesとなっていて、My Appsに通知が出るアプリを6個まで追加することが出来る。Slack, Gmail, Google+, Twitterは選べたが、Hangoutsが選べない、惜しい。調べてないけど、ハングアウト側の問題なんだろうなという感じがする。がんばってほしい。

通知設定
通知設定
アプリを選べる
Add/Editでアプリを選べる

で、通知されると時計が振動(弱い…)し、短い針が特定の色を指す。アプリごとにこの色を変えることが出来る。

通知時に針がさす色をえらぶ
通知時に針がさす色をえらぶ

覚えられるかな、、、

その他機能

またSKAGEN LINKという機能があり、時計の下ボタンを押したり長押ししたりするとスマホ側に特定の動作をさせることができる。電話を鳴らす(音を選択可能、バイブレーションは不可)、カメラで撮影する、再生中の音楽の操作など。どれも微妙すぎるのでこの機能はオフにしておいた。

問題

最大の問題としては、Bluetoothが頻繁にきれること。スマホ側でBTをoff/onすると復旧するが、毎日やらなきゃいけないのか?(追記にも書いたが、現状では1-2週に1回程度必要)。N5X側の問題かもしれないし、リリースされて1週間程度のアプリにそこまで言うのかという話もあるが、さすがに安定性は向上して欲しい。とりあえずPlayストアにもレビューを書いておいた。

あと、せめて1日1回は同期してほしい(歩数をスマホに通知して、端末側の時刻を同期するなど)のだが、いまのところスマホ起動時とアプリからの操作以外で同期してない気がする。設定がほしいところ。

時計のデザインには満足しているので、もう少し使いやすくなるとたすかる。

あとこれは珍しい仕様だと思うのだが、市販のボタン電池を使っており、コインなどで裏蓋を回して開けて交換できるとのこと。半年くらいで電池切れになるからそうしてあるのだろうが、それでコンマ数ミリ厚くなったり数グラム重くなったりしそうだし、難しいところですな。CR2430を使うらしい。これに限らずこの時計については取説に特に記載はなく、アプリ中のMy Devices -> Device Featuresから説明を読むことができる。もしくは、公式のFAQ(http://www.skagen.com/us/en/wearables/faqs.html)に一通りのことは書いてある。

総じて、時計のデザインに不満はないのでアプリをもうちょっと安定させて、それから機能を追加してくれたのむ。

よい:

  • 見た目
  • 値段
  • バッテリが自分で交換可能
  • Google Fitなどに歩数を保存できる
  • 任意アプリの通知を送れる

いまいち:

  • 厚い
  • 時計に送る通知が自由に選べない
  • BTが安定しない
  • 自動で同期しない(通知をオンにすると通知のたびに同期されそうな気がする、確認中)

追記@2016/11/28:

BTが切れる現象は1週間に1回くらい発生する。

Google Fit, UP by Jawbone, Under armour recordににデータを送れるらしいので、とりあえずGoogle Fitを試してみたが、歩数しか保存されていない。Active timeはともかく、距離とカロリーは保存してくれてもよくない?という感じはするが、Google側のAPIを調べてないのでどっちが悪いのかは知らん。

旅行につけていく前に調べたらわからなかったので問い合わせたところ、機内に持ち込むときはそのままでいいらしい。良い時代だ。