ジンバブエ・ザンビア間にあるビクトリアフォールズに個人旅行をしてきたのでtips

交通

日本からビクトリアフォールズ空港(VFA)までは多分2回乗換が必要。成田→どこか→ヨハネスブルグ→ビクトリアフォールズ。南アフリカは(2017年現在)ビザなしでいくらでも入国可能なので、日本→ヨハネスブルグとその先の航空券を別にとっても適当に入国してから普通に出国して飛行機に乗ればよい。楽。シンガポール航空でヨハネスブルグまで行って、南アフリカ航空でビクトリアフォールズに行ったが乗り継ぎは4時間あれば楽勝だった。ヨハネスブルグは空港ビル直結のCity lodgeというホテルがあるので、泊まる必要があるときはここを使うと楽。そこまで高くもなく、とても清潔なビジネスホテルという趣。

ビクトリアフォールズ空港の到着ロビーに出るとお約束通りタクシーの客引きがいる。町まで1人15USDという固定レートで、オフィシャルっぽい人が出口目の前の乗り場から乗せてくれる。金額や乗り場が違ったら怪しいかもしれない。

出入国

ビクトリアフォールズ空港に着いたら係員がビザの種類をどうするか聞いてきた。事前情報ではsingle/doubleのみ購入可、Kaza Visaについては多分ないとのことだったが、係員がsingle/double/multipleどれだと聞くのでmultipleを頼むと言ったらKaza Visaを発行してもらえた。50USDで、ボツワナとザンビアへの日帰り入国、およびそのあとのジンバブエへの再入国が可能になる超お得ビザ、但しお国柄かしょっちゅう発行が停止されるらしいので運次第。まあ、だめならsingleないしdoubleを買えばよいだけではあるのだが。

Kaza UniVisaの最新情報はこの辺を見ると良さそう: https://www.victoriafalls-guide.net/univisa-zimbabwe-zambia.html

ザンビアへは普通に歩いて行ける。イミグレーションがあるのでパスポートを押すと出国でき、そのまま歩いて行くと橋がある。この上に国境がある。もっと行くとザンビアのイミグレーションがあり入国させてくれる。このときザンビア側に入国しなければ(橋からの景観だけが目的ならば)ビザがなくてもジンバブエ側に戻って再入国させてくれるという噂もあるがよくわからない。ただ、それを狙っているとおぼしき観光客はいた(ザンビア側の入国管理はまだ先か、というようなことを聞いてきた人がいた)ので、そうなのかもしれん。まあKaza visaがあれば気にすることはない。

どこの国もそんな気がするが、陸路の国境は空港と違ってゆるいので1度体験しておく価値はある。

ジンバブエに入国する時の入り口
ザンビア側から見た橋

ホテル

ジンバブエというお国柄にびびっていたので高い金を払ってKingdom hotelに泊まったが、そこまでしなくてもよかったかもしれない。ただ安宿と高いホテルに二極化してる感じはする。町の中心部(Shearwater Cafeのあたり)のあたりは常にツーリストポリスがいるので治安の心配もなさそう。この辺に泊まれば夕飯を食べて戻ってくるくらいはできると思うが、すこしここから外れると暗くて怖いのでタクシー必須になると思う。Kingdom hotelくらいの距離が夕飯を徒歩で食べに出ようと思える限界という感じか。

どのみち蚊は出るので絶対におすだけノーマットを持っていくことをおすすめする。広い部屋でも数プッシュで蚊を皆殺しにできる。安宿に泊まるならなおさら。

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SIM

空港の到着ロビーに売り場があるが、到着が土曜昼だったのでもう閉まっていた。タクシーの運転手に頼んだら街のEcoNetの店に連れてってくれた。店員が店を閉店しかかっていたが、親切な運転手が話してくれてSIMを売ってもらえた。1ドル。

どうやってtop-upするのと聞いたらスーパーマーケットで買えといわれた。そんなこと言われてもな、と思ったら親切な運転手が謎の兄さんを連れてきてくれて、その人に金を払ったら使えるようになった(謎)。金を払った段階でその金額分がチャージされる(300MB/5USD)のだが、それを音声とデータに振り分ける作業が別途必要っぽい。*143# だったかな、そんなのをAndroidの電話アプリから押すとなぞの操作が始まりこの作業ができる。適当に全部データに突っ込んだ。お約束通り、わからなかったら聞こう。

SIMには3Gなどと書いてあるが実際にはビクトリアフォールズの街周辺から滝ところの国境を越えてザンビア側の観光ポイントくらいまでは余裕で4Gが使える。あと空港の周りも。チョベ国立公園へのツアーに行ったときは、ボツワナとの国境までは3G/Edgeが使えたが、国境を越えたあたりから完全に圏外になった。

ちなみに速度は30Mbps近く出た。

治安

街の中心部は昼から夕食の時間くらいまでは欧米の年配の観光客が多数一眼をぶらさげてふらふらしているような感じで特に問題なさそう。ただし野生の猿(ニホンザルよりでかい)や物売りは多数いる。猿は無視すればよく、物売りは適当にあしらう必要がある。もっと遅い時間帯のこととか中心部以外のことはわからないし、あまり考えたくない。

乾期は明らかにスケールが小さくなるので、ザンビア側から見るものは何もない。ジンバブエ側から見るとグッド。普通に街から歩いて行ける。

デビルズプール

ひらたく言うと滝の真ん中にある島のところに浅瀬があり、滝の淵で泳いで下を覗き込むことが出来る。ここは某ホテルが牛耳っており1人100USD~のツアーでしか行けない。

デビルズプール。ここに入って、奥にいる人のとこまで泳ぎ、下を見る。
上の写真のとこから右を向くとこういう感じ
ジンバブエ側から見るとこう(真ん中上のところ)
  • webからの予約はカード支払がエラーになったので現地ツアー会社で手配した(エラーになったところからは、カード情報をメールで寄こせと言われたので拒否した)。Devil’s poolといえば伝わる。
  • 集合場所はロイヤルリビングストンホテルの川沿いの桟橋のところ
  • 乾期しかできない
  • 死んでも文句言わない、係員がスマホを破損させても文句言わない、などの誓約書に署名が必要
  • ホテルから島にボートで行く。事前に聞くと着替える場所は島にあると言うが、実際には目隠し程度の適当な小屋みたいなのがあるだけで、ガイド「誰か着替える人はいるかい?あそこでだが」みんな「HAHAHA」などと一瞬で流して終わる。必ず脱ぐだけで泳げる格好をしていくこと。タオルは貸してくれるが、結局濡れた水着のまま戻ってくることになる(戻ってからリビングストンホテルのトイレで勝手に着替えた)ので、一通り準備が必要。
  • デビルズプールに行く前に泳ぐ必要があるが、足がつかないところなので泳げない人はNG
  • 貴重品を置くロッカーなども皆無で、川縁にカメラを置き、小屋に荷物を置いて泳ぎに行く感じ。すべてを諦めるしかない。ジンバブエから行ってるからパスポートも持っていくしかないし、腹をくくろう。
  • スタッフに1組1つスマホを渡して、写真を撮りまくってもらえる。画質の良いスマホを用意しておこう(つなぎのMoto G5で行ったので悲しかった)。
  • 防水ケースにカメラを入れて持っていったが、これで撮ってくれたりはしないし、なんなら置いていくよう迫られるがごねたら持って行けた
  • はだしだと岩場で足が痛いので、泳げるサンダルで行こう。
  • 川だから水も冷たい。全員分の写真を撮るまでプールから出られないので、サーファーが着るようなTシャツみたいなやつ?があってもよい

インスタ映えというレベルではないので是非行くことをおすすめする。このために乾期(10月~)にした。

食事

率直に言って現地のこれがうまかった、みたいな記憶はあまりない。いろんな肉のグリルが食えるが、割とすぐに飽きてステーキかバーガーを食っていた。あとピザとか。Pizza innというピザ屋があり、ここでピザを買ってスーパーでビールを買ってホテルで飲み食いしていた……。野菜ピザがおすすめ。グリル系だとキリンやバッファローは割と固いので、ワニがおすすめ。スーパーの惣菜だとビーフシチューみたいなのがおいしかったが米はきつかった。

スーパーで買ったビーフシチューと米

Lookout cafe, shearwater cafe, three monkeys cafeなど、観光客向け外資感のあるところは食事も欧米っぽくておいしい(高い)。

ちなみに物価はめちゃくちゃ安いという感じはなく、スーパーでビールが1缶1USD, 水が500mlボトルで0.3USD, クッキーが1箱0.5USDという感じ。