合同コンパにおけるスモールワールド・リスクについて

合コンの成否はメンバー構成にかかっていると言っても過言ではない。好みの異性が来ていればその段階でその人物にとっては半分成功したようなものであり、逆であれば半分失敗したと言える。では最悪のケースは何だろうか。そう、相手が知人であった場合だ。 時は遡って1967年、 S. Milgram がスモールワールドという概念を提唱した。これは、知人の知人の知人・・・とたどっていくことで、遠くの人にも簡単に行き着くという概念で、いわゆる「世間は狭いね (It’s a small world!)」という感覚のことだ。そして1988年、D. J.  Watts と S. Strogatz はこれをネットワークモデルで示した。そして2009年、N. Matsumura が合コンにおけるスモールワールド・リスクについて提唱した。 これは合コンにおいて、通常は初対面であるべき幹事以外の男女が、知り合いであるというリスクのことである。本来、合コンというのは男女幹事のみが互いを知っているため、全員に初対面の異性が存在することになる(Fig. 1)。 しかしMatsumuraが示したSmall world “goukon”  (Fig. 2) においては、特異的に異性の参加者全てと知り合いである参加者(A)が現れることで、その人物にとって合コンの存在意義が消失してしまう。 合コンの性質上、幹事と参加者に共通の異性の友人がいたとしても、実際に会う前に参加者がその人物であることを知ることは難しい。そのため、合コンの開催前にAがこの状態を回避することが困難である。この潜在的リスクを Matsumura は “Potential Risk of Goukon (2009)” において、Small world risk と呼び、この状態に陥った合コンを、 Small world “goukon” と呼んだ。なお、この現象を発見した契機について Matsumura は、「全員知り合いなんて聞いてないよ。信じられない。二度と参加したくないよ。 It’s a f**kin’ small world さ」と語ったとされる。 Small world risk を回避するため、合コンに参加する際は、幹事と自分に共通のコミュニティが存在しないか注意深く調べ、また可能であれば事前に相手の情報を収集しておくことが望まれる。万一参加した合コンが Small world goukon であった場合には、可及的速やかに会場からの離脱を心がけ、消費する金銭・時間的コストを最小限に抑えるべきである。 参考文献:ウィキペディア: http://en.wikipedia.org/wiki/Small-world_network

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