写真

Domke J-1を個人輸入した

Domke J-1

なぜうっかり買ってしまったのか

先月末、新月の夜に天体観測に出かけていった。そのときは前日の天気が悪かったせいか、夜露というか霧が濃かったせいか、地面がわりとぬかるんでいて、直接バッグを地面に置くのが憚られたのであった。またかねてから機材の増加(赤道儀, 雲台, サブカメラ, リモコンなどの小物)によって普段使いのカメラバッグに到底収まらないという状態になっていた。

普段使いの:

ミラーレス1,2台  + 広角レンズ2, 3本 + 三脚が持ち運べて気に入っているが、赤道儀が出てくるとこれではどうにもならない。また、撥水加工(で、いろんな遺跡の砂地に持ってって地面に直接置いてきた)とはいえ、さすがにぬかるんだ土の上に置くと気も滅入る。まあ言い訳はいい、買ったものは買ったのだ。

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スカイメモS用の微動雲台を買った

以前は普通の自由雲台にスカイメモSを乗せていたが、さすがに極軸合わせに時間がかかってしまうので専用の微動雲台を調達した。

期待していたメカ精度の高い品物という感じはせず、ガタが大きくてぱっとしない。ネジ 1を締め上げればマシにはなるし実使用上は上から押さえつけられるので問題ないと思うが、これが1万円の雲台の実力というにはさみしい感じがする。とはいってもそれなりの耐荷重のギヤ雲台などを買おうとするととても1万円では収まらないので、他に選択肢もない。

Manfrotto 055XPROBにのせたところ

Manfrotto 055XPROBにのせたところ

乗せてみると悪くない。三脚の台座より雲台の底面の方が大きいのでアンバランスに見えるといえば見えるが、でかい赤道儀に見合う大きさなので安心感はある。三脚側のネジ穴は3/8インチのいわゆる太ネジなので、小型の三脚の場合はそのまま装着できない場合がある(そもそもそういう三脚の場合耐荷重も厳しそうであるが)。

早速新月の夜に繰り出した。

この時期とは思えない晴天だったので、天の川が撮り放題である。早速三脚を広げてスカイメモをマウントし、合わせる。特に上下の動きが大きなネジで合わせやすい。また、左右の微動ネジも一応あるので、微調整はきく。といってもこれは2本のネジをうまいこと使う必要があるので、動かしづらいし調整できる範囲も広くない。まずは三脚ごと、あるいは三脚のエレベータを回転させてざっくり合わせるのがよいと思う。従来自由雲台を使っていたときは10分くらいかかっていたような気がするが、微動雲台だと縦横それぞれ合わせられるので2,3分で合わせられるようになった。

α6000 + Touit 12mm (60sec., F2.8, ISO3200)

α6000 + Touit 12mm (60sec., F2.8, ISO3200)

α6000 + Touit 12mm (120sec., F2.8, ISO3200)

α6000 + Touit 12mm (120sec., F2.8, ISO3200)

60秒なら等倍で見ても楽勝という感じだが、120秒になると若干厳しくなってくる。この辺は自由雲台を使って合わせていたときと変わっていないような気がするのだが、そもそも根本的に合わせ方を間違えているのか…?せっかく赤道儀があるのだから、もう少しISOを落として長時間露光する方向を試してもよかったかもしれない。

まあとりあえず、天の川を撮るという今夏の目標は達成したと言え、満足している。次の新月も行きたいけど、天気がどうかな。

ところで今回、湿度が尋常じゃなくてカメラが結露しまくって大変だった。夏だけどこれレンズヒーターで防げるのかな…?とりあえず安いやつをぽちってみたので、1ヶ月後の新月に晴れていたらレポートします。

 

Notes:

  1. Kenkoロゴ裏から生えている黒いハンドル。これを締めると高度方向の動きを固めにすることができる

天体写真のノイズを減らす方法をかんがえる

天体撮影は突き詰めていくと時間との戦いであって、それはつまりノイズと戦うことと同義である。

星が流れない範囲でシャッター時間とISO感度を調整して、画質と明るさのバランスのとれた落としどころを探すというプロセスは必ず必要である。三脚に直接乗せて星景写真を撮るにしろ、赤道儀で追尾して撮るにしろ、無限に撮影できる環境はない。これが普通の夜景なら時間を好きなだけ撮れるので、絞り優先で最も画質の良いところまで絞って、もっともノイズの少ないISO感度にして撮ればよいだけなのだが。

ノイズには複数の種類がある、と思う(自信はない)

  1. 暗電流や熱によるノイズ
  2. 宇宙線などによる輝点、あとは飛行機とか流星とか
  3. 高感度ノイズ
  4. まあなんか他にもいろいろありそうだけど影響は小さそう

このうち1は再現性があるので、撮影時と同じ条件(感度・時間・温度など)でレンズキャップをして露光した画像(ダークフレーム)を引き算することで割となかったことにできる。露光時間が長い撮影をしたあとにノイズリダクションなどの処理がカメラで勝手に走るのは、この減算を勝手にやっているのだと思うが、それが保存されるRAW画像に反映されているのかについては謎。メーカーにもよりそうだけど、どうなのだろうか。とりあえず、天体撮影をするときはダーク画像も撮っておいた方がよさそう。

問題は2,3で、ランダムに出るということになっている。これをなんとかするのが画像処理的なノイズリダクションで、カメラ内の処理でもやってると思う、が、例によってこれがRAWに反映されているかは謎である。されてないことを期待しているが、どうなんだろう。Lightroomなどでもノイズ軽減という機能があって、すごい勢いでノイズを除去できる。後からやる前提で、高感度ノイズリダクションはオフにしておいてもよいと思う。

とはいえノイズ除去を強くかければかけるほど解像感は落ちていってぬめっとした画像になってしまうし、悩ましい。

そこでよく使われるのがコンポジット((画像の)合成)である(前置きおわり)。

ランダムで出るのだから、何枚か撮影して、画素ごとに外れ値の画像を無視して、都合の良い画像のデータを採用すればよい、という考え方で、どういう風に都合の良い画像を得るかというアルゴリズムも多岐にわたるらしい(よくわからん)。

また、単純に重ねると、星がずれる分がそのまま合成されてしまってぶれた画像になってしまうので、星の移動にあわせて画像をずらして合わせるという作業が必要である。手でやると非常に辛い。

Deep Sky Stackerによる合成、を断念

で、最近?はやりのコンポジット用ソフトでDeep sky stackerというのがよいらしいと聞いたので試してみた。ダーク減算はもちろん、フラットフレームの処理とか自動位置合わせもやってくれる優れものとのこと。

  • 日本語環境で表示がぶっ壊れてボタンが見えない(Windows10で確認, OSを英語にしたら直った)
  • RGBいっしょくたに扱うので色がぶっとぶ

が、上記の問題(おもに2点目)があって断念した。望遠鏡につけるようなカメラってカラーフィルターとか自分でつける前提だろうし、Hαでフィルタして撮った画像とか色もクソもないよなあとかそういうことなのだろうが、とりあえずゆとり写真家には厳しい(赤道儀買う前も同じようなことを言っていたような気がするが)。面倒だからBayer配列のカラーフィルターがついたカメラで撮りたいよ。

色を保ったまま簡単に合成していい感じのトーンカーブにする方法があったら教えてください。

Lightroom + Photoshopで楽に合成する

で、私のようなズボラなアマチュアカメラマンにとって一番楽にいい感じの結果が得られそうな気がしているのが、Lightroom + Photoshopでコンポジットする方法。

  1. 何枚かとったうち、1枚をLightroomで現像する
    • 色とかトーンカーブとか白/黒レベルをいい感じにする
    • ノイズ軽減は弱めにしておく
  2. すべてに設定を同期
  3. すべて選択して、右クリック→他のツールで編集する→Photoshopでレイヤーとして開く
    • Photoshopに新しい画像ができて、選択した画像がすべてレイヤーとして重なった状態になる
  4. レイヤーをすべて選択して、編集→レイヤーを自動整列→「自動」のまま実行
    • 画像が微妙にずれて揃うが、一番上のレイヤの画像しか見えない
  5. レイヤーを全て選択して、右クリック→スマートオブジェクトに変換
    • 1つのオブジェクトにまとまる
  6. レイヤー→スマートオブジェクト→画像のスタック→「中央値」を選択
  7. Tiff画像として保存、Lightroomで追い込む(明瞭度とかね)

とすると、画像の位置合わせと合成ができた画像ができる。ここでは中央値(画像を明るい順にならべて、真ん中の順位の画像を採用)を選んだので、ランダムノイズによって何枚かの画像のうち1枚だけが明るいようなものは捨てられる。中央値以外にも他にもいろいろアルゴリズムがあり、エントロピーとかいうのが良いとか悪いとか聞いたが、死ぬほど時間がかかる上に結果がいまいちだった。使いどころが悪いのか?平均は案の定全体的に明るくぼやけてしまってダメダメだった。

M42の比較(等倍)

M42の比較(等倍)

こないだ撮ってきたM42を7枚コンポジットしたものがこちら。だいぶノイズが除去されているのがわかる。ディテールも若干失われてるような気がするが、、、

ぼけている画像とか、ぶれている画像は事前に捨てる必要がある。あと、いちばん上の2でさらっと書いたのだが、中央値の場合は外れ値の画像をすてるので、流星がたまたま写っていたとしても捨てられてしまう(実際にこのとき7枚のうち1枚に流星か飛行機かが写っていたが、合成後の画像には出てきていない)。そういうときはあとから流星だけ合成してやる必要がありそう(今回みたいな長いレンズだとただの直線状のノイズにしか見えないので、べつに無くてもよいのだが)。

あと、この手順だとダーク減算が入ってないので、ほんとうは3の後に各レイヤからダーク画像を減算してやる必要がある、が、楽にやる方法がよくわかってないので今回は無視する。

とりあえず今回は楽にそこそこ効果のあるコンポジット方法が見いだせたので満足しているが、よりよい結果のためにダーク・フラット補正については考慮する必要がありそう。あと位置合わせの精度とか。

 

 

赤道儀(スカイメモS)を実戦投入した

前回はスカイメモSを買ってテストした。実はそのすぐ後が新月だったので早速撮影に繰り出したのだが、完璧な曇り空で話にならなかったのであった。

ということで1ヶ月待ったわけだが、そのあいだに三脚を購入してしまった。マンフロットの055(アルミ)の古いやつが安くなってたので、つい。

左から、681B(一脚), 055XPROB, ベルボン E433M

左から、681B(一脚), 055XPROB, ベルボン E433M

 

のせたところ。頼もしい。

のせたところ。頼もしい。

 

とにかく見ての通りでかく、重い(3kg以上ある)。これが強風の中でも抜群の安定感をもたらしてくれ、赤道儀の上に雲台もろもろ載せてもびくともしない。結果的にはたいへん良い買い物であった。

さて、機材も揃ったところで、今回はいつもの富士山五合目, 御殿場登山口にいってきた。

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ついに赤道儀に手を出した(スカイメモSを買った)

ついにというか、魔が差して赤道儀に手を出してしまった。すべて星ナビが悪い。

Kenko ポータブル赤道儀 スカイメモS レッド 455173

by ケンコー [ケンコー]
Rank/Rating: 114703/-
Price: ¥ 34,233

最初は一瞬SWAT-200を買ってしまおうかと思ったのだがさすがに冷静になり、ポラリエとスカイメモSで迷って後者にした。お値段4万円。実勢価格より高いが品薄なのでしょうがない。赤道儀といえば沼というイメージしかないが、まあボディやレンズより安いのでセーフだろう……

三脚に乗せたところ

三脚に乗せたところ

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天体写真・星景写真をいかにして撮るか [準備編]

天体写真、星景写真、むずかしい問題である。言うまでもないことであるが僕はど素人であるので、「適当な一眼レフを持って写真を撮るためのざっくりとした方法」を書いてみることにする。赤道儀とかそういうのは突然大金が手に入ったら手を出してみたいなどと書いていたが結局赤道儀を買ってしまった。読者諸兄におかれましてはうっかり天体撮影にはまって私の轍を踏むことのないようお気を付けいただきたい。

ともかく赤道儀を使った撮影については僕の中でもまだまとまっていないので、本稿では主に赤道儀を使わないカジュアルな天体撮影について述べる。赤道儀を用いた撮影およびスカイメモSのレビューなどはこちらを参照されたし。

DSC02538

α6000 / SEL24F18Z /  24mm /  ISO 2000 / F2.0 / 10.0sec.

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NEX-5+パンケーキを持って街に出てきた

NEXさんも引きこもってるだけでは浮かばれないだろうと思い(単に持ち出したかっただけだが)、所用で外出した際に持ち出して適当に写真を撮ってみた。まあ所用というのはNEX用フィッシュアイコンバータ・液晶カバー・SDカード・バッテリーなどを買いに秋葉原に行く用のことなのだが。以下、特に断らない限りキットの2.8/16で、プログラムオート、露出は-0.3、JPEG撮って出し、元ファイルへリンクです。

F/6.3・1/500sec・ISO200

F/6.3・1/640sec・ISO200

さすがに前回に比べると十二分に明るいこともあり、汚名返上ではなかろうか。余裕で等倍鑑賞にも耐える。まあそれでこそなんだけど。

あとオートHDRを試してみた。特に意味はないけど露出差5EVで。最大露出差が6EVなので、かなり強めにかけてみた。

HDR無し

HDR 5EV

こんな感じ。露出差もオートにすることが出来るので、その方が賢明だろう。もう1枚とったけど、そっちはもっと酷くなった。オートだともっとちゃんとやってくれるんだけど。手動は危険ですね、これは。

あとスイングパノラマも試してみた。こっちはコツをつかめばかなり良い感じに合成してくれて、とても楽しい。旅行先でやりたいね。アキバじゃなくて。

そして買ってきたフィッシュアイコンバータを早速パンケーキに付けて試してみた。

2.8/16+Fisheye Converter・F/2.8・1/30sec・ISO250

どこにピントあってんだかさっぱりわからない写真だが、ぐにゃぐにゃしてとても楽しい。これで星野写真とか撮りに行きたい。これならもしかしたら流星も捕まえられるかもしれないし。