赤道儀(スカイメモS)を実戦投入した

前回はスカイメモSを買ってテストした。実はそのすぐ後が新月だったので早速撮影に繰り出したのだが、完璧な曇り空で話にならなかったのであった。

ということで1ヶ月待ったわけだが、そのあいだに三脚を購入してしまった。マンフロットの055(アルミ)の古いやつが安くなってたので、つい。

左から、681B(一脚), 055XPROB, ベルボン E433M

左から、681B(一脚), 055XPROB, ベルボン E433M

 

のせたところ。頼もしい。

のせたところ。頼もしい。

 

とにかく見ての通りでかく、重い(3kg以上ある)。これが強風の中でも抜群の安定感をもたらしてくれ、赤道儀の上に雲台もろもろ載せてもびくともしない。結果的にはたいへん良い買い物であった。

さて、機材も揃ったところで、今回はいつもの富士山五合目, 御殿場登山口にいってきた。

今回の雲量は2~5と必ずしもベストのコンディションというわけではなく、とくに北の空が割と曇っていたのが致命的だった。北極星が微妙に隠れており、かなり極軸出しが困難である。

とりあえず山と変な雲の写真を撮って心を落ち着かせる

とりあえず山と変な雲の写真を撮って心を落ち着かせる

適当にカシオペアの位置から推測してざっくり設置してみる。

天の川。α6000 + Touit 12mm. F3.2, ISO1600, 78sec.

天の川。α6000 + Touit 12mm. F/3.2, ISO1600, 78sec. 追尾あり

それでも広角なら1分くらい耐えてくれた。せっかくだからもっとISO上げて2,3分に挑戦してみればよかったな。

御殿場市街とオリオン、冬の大三角。α6000 + Touit 12mm. F2.8, ISO1600, 13sec.

御殿場市街とオリオン、冬の大三角。α6000 + Touit 12mm. F/2.8, ISO1600, 13sec. 追尾なし

普通の写真を撮ってお茶を濁しているうちに天候がかわり、北の空が晴れ上がった。このチャンスを逃さず赤道儀を今度こそ北極星にしっかりセット。こんどは200mm(換算300mm)でオリオン大星雲(M42)を狙うことにする。

M42. α6000+SEL70200G. ISO 3200, F/4.5, 25sec.

M42. α6000+SEL70200G. F/4.5, ISO 3200, 25sec. 追尾あり

トリミングするとだいぶいいかんじ。この頃は相当風が強くて、赤道儀に乗せた70-200は割と煽られてゆれていた。このときに撮影すると余裕でぶれる。仕方ないので5枚連写のセルフタイマを何度も仕掛けてたくさん撮るしかない。このときの最高の一枚が上のM42である。追尾能力的にはもっといけそうだったが、風が強くて30秒以下の露光でも8割くらいぶれてしまった。これ以上強くするための方策が思いつかないので、とりあえず風がやむよう祈るしかなさそう。

総じてスカイメモSの性能には満足している。今後冬に向かって条件がよくなっていくはずなので、少しずつ長い露光に挑戦してみたい。天の川はラストチャンスかもしれないが。

追記:

後日オリオンを撮ってみた。

α6000 + SEL55F18Z, ISO800, 55mm, f/2.8, 62sec., ソフトフィルタ・赤道儀使用

α6000 + SEL55F18Z, ISO800, 55mm, f/2.8, 62sec., ソフトフィルタ・赤道儀使用

APSで55mmだと10秒以下の露光しかできないことが多いので、単純に10倍は光量を稼げる計算になる。3段分以上と考えると、フルサイズのカメラを買ってノイズ耐性を高めるより圧倒的にコストパフォーマンスが良いのでは?という気がしてくる。

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